浸竹一重切 逆節(花入)
唯一無二の柄が特徴である浸竹の花入
竹の表面にシミのある竹を浸竹(しみだけ)と呼びます。
このような個性も竹の景色として楽しむ。けして枯らしたくない風流な日本の文化です。
竹はひとつひとつ表情が異なり、同じかたちのものは二つとないため、現品限りの一点ものとなります。
京銘竹について
竹藪から伐り出した竹は、まず火による油抜加工を施します。竹は一本ずつ水洗いをして、竹表面の汚れをとり、炉の上で竹を回転させながら表面からにじみ出す油分をウェス等で充分に拭き取ります。
竹の色が全体に緑から若草色に変わったのち、冬の寒空で天日に干すと、白く艶のある竹に変わります。この竹を数年寝かせ、充分乾燥させます。
それらの工程を経て仕上がった、色艶よく粘り強く、割れにくい竹が良質な京銘竹となります。
仕様
花入サイズ:高さ 31cm × 幅 約10.5cm × 奥行 約12cm
※竹の落とし 高さ 22cm 径 約6.5cm
※現品限りの一点ものとなります